![ピアノ調律・調整・整音](images/promotion.jpg)
- 現在表示しているページの位置
修理
経年・環境変化(温度や湿度等)、使用による劣化など部品ごとに調整や交換が必要となる。
○コード交換
![](images/fix01_01.jpg)
部品番号24
スプリングコードの経年劣化で切れている
![](images/fix01_02.jpg)
交換作業
古いスプリングコードを取りのぞいていく
きれいに取りのぞけたら、1つずつ新しい部品をボンドで取り付けていく
![](images/fix01_03.jpg)
作業完了
○木口交換
![](images/fix01_04.jpg)
経年による変色、劣化
![](images/fix01_05.jpg)
交換後
交換作業
古いスプリングコードを取りのぞいていく
きれいに取りのぞけたら、1つずつ新しい部品をボンドで取り付けていく
○象牙鍵盤漂白
![](images/fix01_06.jpg)
漂白する前
![](images/fix01_07.jpg)
バフがけ
![](images/fix01_08.jpg)
作業後
象牙には吸湿性があるため、汗などの水分と共に皮脂や汚れが染みこみ変色する
薬品を使って漂白後、サンドペーパーで形を整えてからバフがけをする
○ハンマースティック
![](images/fix01_09.jpg)
湿気によりハンマーの動きが悪くなっている
打鍵した後、途中で止まり戻ってこない
![](images/fix01_10.jpg)
ハンマーの取りつけネジを緩めて、ハンマーを取り外す
軸になっているピンを抜きとる(穴の中にフェルトがあるので、フェルトを抜かないように注意が必要)
新しいピンを穴に抜き差しして動きを確認する
![](images/fix01_11.jpg)
適切な長さに端をカットし、ハンマーをレールに取り付ける
○マフラー交換
![](images/fix01_12.jpg)
マフラーペダル(弱音ペダル)を踏むと、弦とハンマーの間にマフラーフェルトが入り込み、音が小さくなる。使用し続けるとフェルトが磨耗し、穴が開いてしまう
![](images/fix01_13.jpg)
穴の開いたフェルトをはがす
![](images/fix01_14.jpg)
交換後
○ダンパーレバークロス交換
![](images/fix01_15.jpg)
![](images/fix01_16.jpg)
穴の開いたクロスを除去
![](images/fix01_17.jpg)
交換後
ダンパーを始動させる部品(スプーン)が錆び、摩擦でダンパーレバークロスに穴が空いた状態。発音不良やタッチの違和感の原因となる
○ブライドルテープ交換
![](images/fix01_18.jpg)
切れたブライドルテープ
![](images/fix01_19.jpg)
交換後
ハンマーの位置を保持し、打弦後に元の位置にハンマーを戻す役割を持っている
テープの部分はクロス。赤いチップは皮のため、経年劣化すると連打性が悪くなる
○ファイリング
![](images/fix01_20.jpg)
作業前
![](images/fix01_21.jpg)
ファイリングした状態
弦に当たる部分が摩耗や圧縮で溝になる。クッション性が損なわれて音質が甚だしく劣化するため、サンドペーパーで表面を整形したのち、針を刺して音を揃える