![ピアノ調律・調整・整音](images/promotion.jpg)
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クリーニング
長年の使用で付着した塗装面の汚れやほこり、金属部のサビなどを、専用の道具を使って丁寧に除去します。
ピアノの塗料には、漆やカシュー・ラッカー・ポリエステルなどがあり、種類に応じて磨き方が違います。
特に天然素材系の塗料である漆やカシューで塗装されたピアノは、経年変化で塗装面が枯れてくることがあります。
その場合シリコンやワックスが含まれる研磨剤を使用すると艶ムラが出て曇ってしまう事があるため、専用の艶出し剤を使います。
黒の鏡面仕上げのピアノを始め、木目の半艶消しサテン仕上げや艶消し仕上げまで、各メーカーのピアノに対応した作業を行っています。
ピアノクリーニングを始める前の内外装チェック作業
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1.入庫したピアノの外装の傷や塗装部分のチェックをする。
ピアノの部品の摩耗や欠損、正常に動いているかどうかをチェックし、お客様へ連絡する。
ピアノクリーニングの道具
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1.クリーニングに使用する道具
ワックス・3種類のコンパウンド・ユニコンを使う。
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2.塗料にあわせたコンパウンドとバフ
ポリエステル・ウレタン・カシュー・ラッカー・ウルシ
ピアノクリーニング開始
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1.鍵盤の下の掃除
エアーガンやブラシ、そうじ機を使って棚板、下パネルの中、ピアノのバックも綺麗に掃除をする
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2.ブラシの届かない所はエアーガンを使ってほこり取り
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3.ピアノ裏掃除
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4.鍵盤よごれ取り
鍵盤の上面をきれいにふき取り、フェルト部分もエアーガンでほこりやゴミを飛ばす。
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5.ペダル磨き
専用の研磨剤でサビを取り、磨き上げる
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6.真鍮磨き
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7.第一段階 磨き
羊毛バフがけ
汚れを取るとともに、浅いスリキズも取る
※深いスリキズや打ちキズ、塗面の割れなどは、別途、塗装修理が必要。
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8.さらに細かい第二段階 磨き
スポンジバフがけ
第一段階の磨き後、さらに目の細かい研磨剤を使用して、磨きあげる
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9.第一段階 磨き
本体バフがけ
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10.さらに細かい第二段階 磨き
本体スポンジバフがけ
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11.仕上げ
何年もの間溜まった汚れやくもり、ヤニもきれいに取れ、 最後のユニコン(艶出し保護剤)がけ
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12.椅子の色落ちの筆塗り、着色
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13.ペダルカバーがけ
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14.付属品をチェックし、ブロアをかける
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15.上前、鍵盤蓋クッションを入れる
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16.ピアノカバーをかけ、検品タグをつけ、外装クリーニング完了